08 1月 クリストフ・ガラティ Christophe Galati
クリストフ・ガラティはヴァランス生まれで24歳のゲームデザイナー。12歳の時に制作ソフト《RPG ツクール》を用いてゲーム作りを始め、独学でドット絵を学びながら、独特の世界を作り上げてきました。2012年には、ISART Digital学院でプログラミングとゲームデザインを学ぶためパリに上りました。
その結果、学業と並行してゲーム業界で働くとともに、ゲームジャムにも参加することができました。2014年から2017年にかけて、暇を見つけては制作に励んだ『Save me Mr Tako/助けてタコさん』が2016年の東京ゲームショウに入選。そこで米国のゲーム開発制作会社Nicalisと出会うことになります。
『秘密プロジェクト 』(仮題)
アンスティチュ・フランセのレジデンスプログラムに初めて選ばれたゲームデザイナーとして、クリストフ・ガラティはビデオゲームがアートとして認められるのを手伝い、将来的には他のデザイナーのために道を開ければと思っています。クリストフ・ガラティのアプローチは日本のビデオゲームに対するオマージュと言えるもので、メディアの歴史と独自の美学を通して独特の世界観を発展させています。
『助けてタコさん』はゲームボーイ時代(8ビット)から着想を得て制作されましたが、今回はスーパーファミコンとゲームボーイアドバンス(16ビット)の描写性能を踏まえるつもりにしています。そこで取り組むことになるのは、デザインドキュメントの作成、シナリオの執筆、グラフィックリソースの制作とプロトタイプのプログラミングとなります。