29 9月 エマニュエル・ビュルドー Emmanuel Burdeau
『カイエ・デュ・シネマ』誌の元編集長(2004年-2009年)であるエマニュエル・ビュルドーは、現在では、国際映画祭FIDマルセイユの理事会メンバーであり、ラ・ロッシュ=シュル=ヨン国際映画祭のプログラミング責任者です。数多くの新聞・雑誌に寄稿するとともに、2007年からは、Capprici社から出版されている映画に関するエッセー集の監修を担当しています。また、映画監督のインタビュー本を数冊とヴィンセント・ミネリに関するエッセーも発表しています。
ヴィラ九条山でのプロジェクトのため、エマニュエル・ビュルドーが提案したのはアメリカ人映画監督ジョセフ・フォン・スタンバーグの最後の映画で、京都の岡崎公園で撮影された『アナタハン』の徹底した批評的解読でした。
ヴィラ滞在中、エマニュエル・ビュルドーはこの映画の撮影現場を訪ね歩き、日本語や英語の資料に当たって、リサーチを進めました。その中には、映画研究者の水野祥子が提供してくれた参考資料も含まれていました。また、日本でしか手に入らないこの映画の未公開バージョンを見る機会にも恵まれました。日本の映画関係者との出会いにより、エマニュエル・ビュルドーは『アナタハン』が一例である外国語を用いた映画の撮影に関する考察を深めました。
エマニュエル・ビュルドーの研究活動はブログに掲載され、水野祥子とのやり取りが進むにつれ、レジデンス中も定期的に更新されました。
http://cafedesimages.fr/fievre-sur-anatahan-et-le-japon/ (fr)