08 1月 アルノー・リクネール Arnaud Rykner
小説家であり劇作家であるアルノー・リクネールは8冊の小説(ルエルグ社およびアクト・シュッド社)のほか、戯曲2作(ソリテール・アンタンペスティフ社およびPublie.net社)を発表しています。パリの高等師範学校で学び、文学の上級教員資格を取得したあと、複数の大学での教職経験を経て、現在はソルボンヌ・ヌーヴェル大学の教授を務めています。舞台演出家クロード・レジの脚本家・翻訳家・助手を務めたこともあるアルノー・リクネールは、サロート、メーテルリンクやコルテスのいくつかの戯曲の演出も自ら手がけています。
『L’île du dedans/心の奥の島』
この新しい小説のため、アルノー・リクネールは今まで以上に沈黙と孤独の道を探りたいと考えています。文学を(書き手にとっても、読み手にとっても)喪失の体験であると常に見なしてきたアルノー・リクネールは、この探求をさらに押し進めたいと考えています。そのため、日本の文化と精神性に題材を求めながら、ストーリーに関しても書く行為自体に関しても、こうした探求を試みる機会を手に入れることになります。