29 9月 アルメル・ドゥーセとマチュー・メッツガー Armelle Dousset & Matthieu Metzger
アルメル・ドゥーセはダンサーにしてミュージシャンです。舞台芸術の学士号を取得したあと、アンジェ国立現代舞踊センター(CNDC)の教育プログラムに登録し、ダンスに関する彼女の実践と考察を育むことになる数多くの振付家に出会いました。その中には、特にアラン・ビュファールとベルナルド・モンテがいます。これと並行して、ドゥーセはアコーデオン奏者としての活動も続け、サックス奏者のマチュー・メッツガーと組んで、デュオ《Rhizottome(リゾットム)》の仕事を発展させています。
16年間に渡ってフィリップ・ディ・ベタのもとでサクソフォーンを学んだあと、マチュー・メッツガーは2003年にポワティエ大学で音楽学の修士号を取得。2008年にはルイ・スクラヴィスのクインテットに入り、その後2009年にはフランス国立ジャズオーケストラに入団しています。
アルメル・ドゥーセとマチュー・メッツガーは2015年9月から12月にかけてレジデントとしてヴィラ九条山に滞在。そのプロジェクトは日本人ミュージシャンとの交流に由来するデュオ・レパートリーの作曲に取り組むものでした。自分たちのレパートリーと日本の伝統楽器とのフュージョンに関心のあった2人は、中でも琴の女性奏者と笙の女性奏者とのコラボレーションを行いました。こうしたアーティストと一緒に行われた仕事は、京都、大阪や東京でのコンサートの形で繰り広げられました。
デュオ・ユニット「リゾットム」は、ヴィラ滞在中、数多くの場所での演奏もこなしました。また、新曲の練習と録音にあたっては、京都精華大学で仕事をする機会にも恵まれました。
ヴィラ九条山での2人の滞在生活は、ブログサイト「Citizen-jazz」に投稿されています。
www.citizenjazz.com (FR)