02 6月 カルル・マズロ Karl Mazlo
カルル・マズロはニコラ・フラメル学院で宝石・宝飾品加工の技術を学び、その後ブール工芸学院に入学し、ジュエリーの石留め技術を習得しました。その後、様々な宝飾家工房で働き、宝石のカットから組立て仕上げに至る宝飾品製造の全工程に関する知識を深めました。
ヴィラ九条山でのプロジェクトは「Réflexions autour des Haïkus/俳句を巡る考察」と題され、日本滞在中に出会った人たちに問いかけることで、俳句という短詩の表現をジュエリー・デザインに移し替えようとするものです。こうした目的のため、一連の道具を制作し、幾何学的な形状のノミ一式を新たに用意しています。書道における筆のように、一つひとつの道具は、そのサイズ、直線、曲線や力のかけ方により、詩的表現なスコアに従い、金属を切断し、成形することになります。