02 6月 バンジャマン・ラフォールとセバスチャン・マルティネス・バラ Benjamin Lafore et Sébastien Martinez Barat
バンジャマン・ラフォールとセバスチャン・マルティネス・バラはパリ=マラケ国立高等建築学院を卒業。2006年から2014年にかけて、建築集団《 La Ville Rayée /ラ・ヴィル・レイエ》において活動を展開してきました。その仕事やリサーチを通じて、フランス国内外のいくつかのアートギャラリーや文化機関と一緒に仕事をする機会に恵まれました。 いかなる計画的なビジョンも取り払った二人のプロジェクトは、地域社会との関わりとして立ち現れます。二人の活動には建築、改築、オブジェのデザインや出版が含まれます。2014年のプロジェクト「Intérieurs. Notes et figures /室内。メモと図形」はヴェネチア建築ビエンナーレにベルギー代表として選ばれました。
ヴィラ九条山でのプロジェクト「De l’architecture explicite /明示的な建築について」は日本特有の空間概念を、18世紀の《フォリー》と茶室建築にヒントを得た一連の建造物を通して、解釈し直す試みとなります。こうしたフォリーは一連の模型を通して練り上げられ、再現されることになります。このプロジェクトは建築を巡る考察を行い、自立した文化的領域としての建築のあり方を問いかける手段となります。
「Intérieurs. Notes et figures /室内。メモと図形」