03 10月 第一木曜日はヴィラ九条山へ!10月5日のプログラム Jeudis de la Villa Kujoyama: le programme du 5 octobre !

Visuel jeudi 5 octobre

パリ市と友情盟約を締結してから60年以上が経つ姉妹都市・京都では、2011年より、パリのニュイ・ブランシュに着想を得て「ニュイ・ブランシュ KYOTO」を開催しています。
今年で第13回目となるニュイ・ブランシュ KYOTOのテーマは、「Puissances (パワー)となっており、京都市内各所で、多様な現代アート作品の数々をが紹介されます。

今年も、ヴィラ九条山はメインプログラムの一つの会場となり、
9月30日と10月5日に一般公開を行います!

プログラム

第一木曜日はヴィラ九条山へ

2023年度10月5日

14:00-21:00

入場無料

プログラムは変更の可能性がありますので、ご了承ください。
本ページで詳細や時間などをご確認ください。

ヴィラ九条山、その近隣には駐車場はございませんのでご注意ください。

14 :00-19 :00 – スタジオ 2、3、4, 5 、 6
カリン・アラビアンとフランク・ブレーポリーヌ・ブラン
トニー・ジュアノースルギ・イセバスチャン・プリュオによる
オープンスタジオ

15 :00-20 :00 – 建物内の様々場所
ポリーヌ・ブランによる3つの実験的なパフォーマンス(2~3分)

15 :30-17 :00 –サロン
スルギ・イKeijibanの創設者オリビエ・ミニオンによるトーク
(英語)

17:15 – 18 :15 – 講堂
トニー・ジュアノーによるリサーチの紹介

18:30-20:00 – 講堂
セバスチャン・プリュオ、建築史家ブノワ・ジャケと建築家木内俊克によるトーク(英語)及びセバスチャンン・プリュオによる動画上映

20:00-21 :00 – テラス
レセプション

insta

10/3(19:00-20:30)@出町座
ジュリー・ヴァシェによる「キメラ・ソング」上映とトーク

10/7~10/29(12:00~20:00)@イソップ河原町店
トニー・ジュアノースルギ・イによる「波文様」展

10/11 (19:00-20:30) @関西日仏学館
ポリーヌ・ブランによるトーク

10/1~10/13 (10:00-17:00) @松栄堂 薫習館
ミリン・グエンセリーヌ・シルヴェストルによる展示

10/1~10/22 (10:00-18:00) @ 京都美術工芸大学鴨川七条ギャラリー
ジェラルド・ヴァトランによる展示

レジデントのプロジェクト

カリン・アラビアン&フランク・ブレー
(2023年度、デザイン)

プロフィール

ノウハウを包み隠す/見えないものを明らかにす

JN. メロール・クラブというユニット名で、カリン・アラビアンとフランク・ブレーのクリエーター2人組は様々な職人技を取り混ぜ、造形芸術的な基準を取り入れながら、デザインの境界線、そしてファッションとアートの交差点のオブジェを創作しています。ヴィラ九条山でのレジデンスは、2人の仕事の根本をなす2つの軸を中心として進められます。まず、可能な限りの自然な革(白鞣し)と、先祖伝来の仕上げ技術(燻)を探求します。そして、モノとその背景との対話を促すことを目的に、自然や精神的な展示に特化した床の間を通して、見せることの規則と儀式も学びます。

Pauline Brun
(2023, danse)

Voir le profil de la lauréate

CHINDOGU(珍道具)

ポリーヌ・ブランは振付家、パフォーマー、ダンサーにして造形作家。彼女の芸術活動は、不条理と紙一重のところで自虐ネタを用いて身体を探究するとともに、文脈や様々な媒体を巧みに操っています。ヴィラ九条山で行うプロジェクト《CHINDOGU (珍道具)》は、素人仕事、寄せ集めや怪しげな細工からでき、役に立つかもしれないが実際には使用不可能な珍妙なオブジェを作り出すという1980年代に生まれた活動に与えられた名称です。こうしたリサーチは、役に立たないもの、使用不可能なもの、常軌逸脱や迂回を、作品のあらゆる制作段階において、アクションや振付の題材に移し替えるための推進力となります。現在のリサーチを紹介するために、彼女は実験的な短いシリーズのパフォーマンスを発表します。

トニー・ジュアノー
(2023年度、工芸)

プロフィール

ECHIRO

トニー・ジュアノーはデザイナー、工芸家にして研究者。2017年には、アトリエ・サムビオーシス(Atelier Sumbiosis)を設立。そこは科学とテキスタイルに関するノウハウが出会う仕上げ加工の実験工房です。《ECHIRO》は、ソルボンヌ大学のパリ凝縮系化学研究室とアトリエ・サムビオーシスの共同研究から生まれたプロジェクトで、ウニの骨格と棘という活用に値する資源を用いた色素抽出法の開発と、この技術をテキスタイルの持続可能な染色技法に応用することを中心としたものです。日本でのレジデンス期間中、トニー・ジュアノーは繊維に関する先祖伝来の染色技法を分子生化学の最先端の研究と組み合わせることで、プロジェクトを進める予定です。

スルギ・イ
(2023年度、造形美術)

プロフィール

AKITA ONDO 

 スルギ・イは職人仕事の中に存在するメカニズムを問いかけ、口承言語との関係を探っています。レジデンス期間中、秋田音頭という、独特なリズムを持つ伝統的な歌を知っている人たちに会いに行く予定です。彼女は、女性の視線と立場の歴史を探るために、その歌をすだれやみすという形で彫刻にしたいと思っています。他にも金沢の出版プロジェクト「Keijiban」の創設者オリヴィエ・ミニョンとのコラボレーションもしています。本日、彼との共同プロジェクトをいくつか発表します。
すだれの映像 : 久保田美簾堂

セバスチャン・プリュオ
(2023年度、展覧会企画)

プロフィール

偶発性に対する感受性

セバスチャン・プリュオは美術史家、研究者、そしてキュレーター。ヴィラ九条山では、日本の伝統文化における偶発的な出来事に対する美意識、偶然性に焦点を当てたリサーチを行います。芸術家や職人、農家など、生きとし生けるものとの共生に貢献する様々な実践の中で、予期せぬ出来事、偶然の「出会い」に反応する繊細な能力について考察します。このアプローチの目的は、生態系の危機と共鳴する感受性の危機に向き合うための、生活における統制的規範や標準化というシステムに代わる方法を見出すことです。

イベントの収録がSNSにて行われる予定です。映像に映り込む可能性があります。

画像: Frédéric Mery / Institut français

出店のお知らせ:

ジャークチキンとグルテンフリーヴィーガンのおやつと食事を提供するbase island kitchenさんが出店します!