26 10月 第一木曜日はヴィラ九条山へ: 11月2日のプログラム! Jeudis de la Villa Kujoyama: le programme du 2 novembre !
ヴィラ九条山は毎月第一木曜日、一般公開を行います!
スタジオでレジデントたちと交流し、彼らのリサーチプ
ロジェクトがどのように日本文化と対話しているか、
発見しにご来館ください!
第一木曜日はヴィラ九条山へ!
2023年11月2日
14:00-21:00
入場無料
プログラムは変更の可能性がありますので、ご了承ください。
本ページで詳細や時間などをご確認ください。
ヴィラ九条山、その近隣には駐車場はございませんのでご注意ください。
14 :00-19 :00 – スタジオ 3 & 4
トニー・ジュアノーとポリーヌ・ブランによるオープンスタジオ
15:00-16 :00
トニー・ジュアノーと型染職人の赤坂武敏とのプレゼン
14 :00-18 :00 – 講堂
ブノワ・ブロワザによるビデオインスタレーション
14 :00-21 :00 – 中庭
カリン・アラビアンとフランク・ブレーによるインスタレーション
16 :00-18 :00 – サロン
セバスチャン・デプラによる本「木版画」の紹介とサイン会
18 :00-19 :30 – 講堂
ダニエル・ペシオによるトークと嗅覚体験
19 :30-20 :00 – サロン
ポリーヌ・ブランによるパフォーマンス
20 :00-21 :00 – サロン
レセプション
CHINDOGU
ポリーヌ・ブランは振付家、パフォーマー、ダンサーにして造形作家。彼女の芸術活動は、不条理と紙一重のところで自虐ネタを用いて身体を探究するとともに、文脈や様々な媒体を巧みに操っています。ヴィラ九条山で行うプロジェクト《CHINDOGU (珍道具)》は、素人仕事、寄せ集めや怪しげな細工からでき、役に立つかもしれないが実際には使用不可能な珍妙なオブジェを作り出すという1980年代に生まれた活動に与えられた名称です。こうしたリサーチは、役に立たないもの、使用不可能なもの、常軌逸脱や迂回を、作品のあらゆる制作段階において、アクションや振付の題材に移し替えるための推進力となります。
ECHIRO
トニー・ジュアノーはデザイナー、工芸家にして研究者。2017年には、アトリエ・サムビオーシス(Atelier Sumbiosis)を設立。そこは科学とテキスタイルに関するノウハウが出会う仕上げ加工の実験工房です。《ECHIRO》は、ソルボンヌ大学のパリ凝縮系化学研究室とアトリエ・サムビオーシスの共同研究から生まれたプロジェクトで、ウニの骨格と棘という活用に値する資源を用いた色素抽出法の開発と、この技術をテキスタイルの持続可能な染色技法に応用することを中心としたものです。日本でのレジデンス期間中、トニー・ジュアノーは繊維に関する先祖伝来の染色技法を分子生化学の最先端の研究と組み合わせることで、プロジェクトを進める予定です。
ノウハウを包み隠す/見えないものを明らかにする
ヴィラ九条山でのレジデンスは、カリン・アラビアン&フランク・ブレー(JN. Mellor Club) の仕事の根本をなす2つの軸を中心として進められます。まず、可能な限りの自然な革(白鞣し)と、先祖伝来の仕上げ技術(燻)を探求します。そして、モノとその背景との対話を促すことを目的に、自然や精神的な展示に特化した床の間を通して、見せることの規則と儀式も学びます。JN.Mellor Clubは本日、レジデンスの中盤として、ヴィラ九条山とその周辺で発見された形を使った考古学的フィクションを、中庭でのインスタレーションとして提案します。
※イベント当日は欠席となります。
ブノワ・ブロワザ
(2010年度、造形美術)
空間での過ごし方に関心を持つブノワ・ブロワザは、2010年にヴィラ九条山に滞在した際、「日本文化における空間」をテーマにしたリサーチを行いました。レジデンスの13年後、京都で始めたリサーチは未だに彼のプロジェクトに影響を与え続けています。例えば「Psychotopie」は、永久に拡大し続ける仮想領土の形をとった未完成の作品です。このインスタレーションは、自分自身の記憶の断片を転写し、空間化するようなものになっており、観者を格納庫や映画のセットのような環境でさまようように誘います。
木版画
セバスチャン・デプラは、編集者、職人兼研究者、そして版画家であり、日本で現代の印刷図版についてのリサーチを行いました。2022年のヴィラ九条山での滞在では、版画の先生である北村昇一氏のもとで、日本の版画ならではの微妙なグラデーションを用いた、より手作業で繊細なアプローチを探求しました。彼は木版画についてリサーチしていた間に見たことや学んだことを様々なスケッチに描いていました。そんな遊び心のある絵を通して木版画の元祖の技術をチュートリアルのようにデザインされた本『木版画』を出版しました。
フリーで活躍している調香師と嗅覚アーティストであるダニエル・ペシオ は、香水のデザインを行う傍ら、香りに対する人々の関心を高めることに力を注いでいます。香水、ワインや料理を巡り、嗅覚やその他の感覚に関する教育訓練やイベントを企画しています。彼は、2019年のレジデンス中、日本酒を使った香水と飲酒香水を開発しました。現在、2016年から実践している香道の儀式から着想を得て、お米にまつわるプロジェクトに取り組んでいます。本日は、米の世界を香水に変換しうる香りのノートの第一印象の嗅覚体験を行い、制作した香水の二つを発表します。
出店の知らせ:
16:00~19:00まで、あおおにぎりさんに出店いただきます!
イベントの収録がSNSにて行われる予定です。