25 5月 第一木曜日はヴィラ九条山へ!6月1日のプログラム Jeudis de la Villa Kujoyama: le programme du 1er juin!

Visuel 1er juin v1

ヴィラ九条山は毎月第一木曜日、一般公開を行います!

スタジオでレジデントたちと交流し、彼らのリサーチプ
ロジェクトがどのように日本文化と対話しているか、
発見しにご来館ください!

第一木曜日はヴィラ九条山へ!

2023年6月1日

14:00-21:00

入場無料

プログラムは変更の可能性がありますので、ご了承ください。
本ページで詳細や時間などをご確認ください。

プログラム

14:00-17:00

スタジオ1~5
カンタン・クロン&オンブリーヌ・レイテディー・サンチェス
グレゴワール・スカラブルジュリー・ヴァシェジェラルド・ヴァトランによるオープンスタジオ

サロン
ヴィオレーヌ・ブレーズ(2017年度レジデント)によるリサーチプロジェクトの紹介
17:00-17:30: トーク(フランス語と日本で行います)

14:30-15:30 – 講堂
ジュリー・ヴァシェによる映画上映

15:30-16:30 – 講堂
カンタン・クロン&オンブリンヌ・レイによる映画上映

 18:00-21:00

18 :00-20 :00 – 講堂
ジュディット・カエン、江口方康監督による 『こころの葛藤』映画上映
及び立木 康介とのトーク

20 :00-21 :00 – サロン
クリコー・クーシアンによるライブセット

レジデントのプロジェクト

ジュディット・カエン
(2010年度、映画)

Affiche Le coeur du conflit

映画監督であるジュディット・カエンは、自身の映画で女優としても活躍しており (La croisade d’Anne Buridan, La révolution sexuelle n’a pas eu lieu, ADN (About David Nebreda), Les répliquants, Le flou de flouz…) 、また、時折、他者の映画にも出演しています (Code 68, Anne Buridan aime les défis de Jean-Henri Roger…)。

彼女は、表現の幅を広げ、連続した映画の形式を展開した結果、日本まで足を運び、ヴィラ九条山で、映画パフォーマンス Les opérateurs d’échange を行いました。ジュディット・カエンは、身体の問題やカメラの前後の俳優の姿についての研究を展開し、現代舞台の複数のアーティストと連携しています。2013年以来、彼女は、パリ在住の日本人、江口方康と共同で制作活動を行っています。

画像:
– « Autoportrait en duo », Shinya Ichikawa
– Interprétation en vidéo de l’autoportrait en duo par Masayasu Eguchi

『こころの葛藤』ジュディット・カエン、江口方康 監督

79分 – DCPカラー – 言語:フランス語と日本語
(両言語の字幕を交互に表示)

昔々、一人の日本人と一人のフランス人が一緒に映画を作りたいと願っていました…子供を作るように映画を作ることを。パリから福島にかけて、子供の可能性のフィクションは核の現実と出会います…

「- もし世界が終わるとしても、明日種を蒔きますか?」(寺山修司)

風変わりなロードムービーと実験的な社会派SF 映画の間、フランスと日本の間で、この映画は異なる文化の2 人のアーティストの出会いという形をとります。

グレゴワール・スカラブル
手の賢さにささげるリリアン・
ベタンクール賞®

プロフィール

「手の賢さにささげるリリアン・ベタンクール賞®」受賞者であるグレゴワール・スカラブルの創作活動は、轆轤を回してひとつひとつ手作りされたミニチュアサイズの磁器壺を集積するという原理に基づくもの。こうした方法で創り出された大型作品は、その表面に配された無数の要素から成り立っています。ごく小さなものから巨大なものへと移行するスケールの変化を活かした作品は自然と結びついており、秩序、混沌、極小性や無限性を表しています。ミニチュアまたは別のフォルムの集積により溶解するフォルム、または風景の一要素を際立たせるフォルムを作り出すことで、自らの仕事を、何らかの形で、自然に再統合すること、あるいは自然に《戻す》ことが目指されます。

写真: (c) Anthony Girardi

テディー・サンチェス
(2021年度、ファッション)

プロフィール

テディー・サンチェスはデザイナーであり、ダンサーでもあります。日常生活の中の「シンプル」を探求し、「洗練」された要素と対話させることに関心を持っています。レジデンス中にリサーチした日本の伝統的な繊維に関するノウハウと、日本の工事現場で着用される服装からインスピレーションを得て、ヒップホップダンスのベーシックな衣服を作りたいと考えています。

ジュリー・ヴァシェ
(2021年度、デジタル・アート)

プロフィール

ジュリー・ヴァシェはフランスから来たサウンド・アーティストであり、映画監督です。現在、ヴィラ九条山に滞在し、「砧の太鼓奏者(Les batteuses de Kinuta)」というフィクション映画の脚本を執筆しています。この作品は、ジョアンヌというフランス人女性の声優が、日本にミュージカルを学びに来ているけれど、孤独を感じ悩んでいるというストーリーです。ジョアンヌは能の演目「砧」の公演を見て、孤独と悲しみのうちに亡くなった「芦屋の女」という人物を発見します。二人の女性、二つの異なる時代、現実と詩の間で、内なる対話が始まります。

– portrait: (c) Sandrine Elberg, 2022
– œuvre : (c) Julie Vacher, Les batteuses de Kinuta (image de travail), capsule vidéo poème, 2023

ジェラルド・ヴァトラン
(2023年度、工芸)

プロフィール

日本文化に非常に高い関心を寄せているガラスアーティスト、ジェラルド・ヴァトランは、自らのガラス作品と組み合わせるために竹工芸の技術を習得しています。創作を高めるこの経験によって、彼は新しい技術を発見し、日本の哲学に没頭することになります。新たな創作において、ガラスと竹という素材のコントラストを明らかにし、程良いバランスを実現することでフランスと日本の文化との対話を図ろうとしています。彼の作品では、ガラスと竹が調和し、物語を語り、記憶を呼び起こし、見る人を文化の境界を越えた旅へと誘う、この出会いを反映しています。

カンタン・クーロンとオンブリーヌ・レイ
(2020年度、映画)

プロフィール

日本での初めてのコラボレーションのため、カンタン・クーロンとオンブリーヌ・レイはドキュメンタリーとフィクションが入り混じった作品の制作において、人々に耳を傾け、発言を促し、予期せぬ出会いを生み出す状況を引き起こします。レジデンス期間中、2人が計画しているのは日本の若者たちと出会うこと。それは1960年代の若者であったり、今の時代の若者であったりします。『孤独担当省』は、現代資本主義と結びついた新しい疎外の形を取り上げ、三ないギャル、ひきこもり、着ぐるみん(着ぐるみ族)、童貞クラブのメンバーなど、自発的か否かを問わず、現代社会から抜け出そうとしている若者たちがもたらす回答を巡る映像プロジェクトです。

ヴィオレーヌ・ブレーズ
(2017年度、工芸)

プロフィール

ヴィラ九条山でのレジデンス中、ヴィオレーヌ・ブレーズは日本における「印金」(布地の上に金箔でモチーフを印刷する技法)の歴史と制作技法に関するリサーチ活動を行いたいと考えています。今ではこの技術を専門とする工房は存在しないものの、制作手順を辿ることで、昔ながらの技法を忠実に守った「印金」コレクションを再現したいと考えています。リサーチの成果は工芸家、美術家、研究者や修復家に広く提供されることになり、現代の創作において、「印金」に新たに眼が向けられ、新たな用途が生み出されることが目指されます。

クリコー・クーシアンによる
(2021年、音楽)

プロフィール

クリコー・クーシアンは25歳より独学で作曲家・演奏家として活動し、さらにパリ国立高等音楽院にて2007年までアクースマティック音楽とコンピューター支援作曲(CAC)を専攻しました。 パフォーマンスや即興演奏における彼の才能は、世界各地の電子音楽フェスティバルで注目されています。2021年にヴィラ九条山に滞在し、その後、京都芸術大学をはじめ日本で様々なアーティスト・イン・レジデンスプログラムに参加しました。

イベントの収録がSNSにて行われる予定です。映像に映り込む可能性があります。

ヴィラ九条山、その近隣には駐車場はございませんのでご注意ください。

出店のお知らせ:

ジャークチキンとグルテンフリーヴィーガンのおやつと食事を提供するbase island kitchenさんが出店します!