ヴィラ九条山は毎月第一木曜日、一般公開を行います！

スタジオでレジデントたちと交流し、彼らのリサーチプ
ロジェクトがどのように日本文化と対話しているか、
発見しにご来館ください！

ヴィラ九条山、その近隣には駐車場はございませんのでご注意ください。

14:00-20:00
オープンスタジオ

スタジオ 2
カリン・アラビアン&フランク・ブレー（デザイン)

スタジオ4
ポリーヌ・ブラン（ダンス）

スタジオ 5
スルギ・イ（造形美術）

スタジオ 6
セバスチャ・プリュオ（展覧会企画）

18:00-19:30:

日本の伝統文化における偶発的な出来事に対する美意識、
偶然性に焦点を当てたリサーチプロジェクトの紹介
およびデザイナーや陶芸家の齋藤アンドリュウ壮との対話

カリン・アラビアン&フランク・ブレー
（2023年度、デザイン）

プロフィール

ノウハウを包み隠す／見えないものを明らかにする

JN. メロール・クラブというユニット名で、カリン・アラビアンとフランク・ブレーのクリエーター2人組は様々な職人技を取り混ぜ、造形芸術的な基準を取り入れながら、デザインの境界線、そしてファッションとアートの交差点のオブジェを創作しています。ヴィラ九条山でのレジデンスは、2人の仕事の根本をなす2つの軸を中心として進められます。まず、可能な限りの自然な革（白鞣し）と、先祖伝来の仕上げ技術（燻）を探求します。そして、モノとその背景との対話を促すことを目的に、自然や精神的な展示に特化した床の間を通して、見せることの規則と儀式も学びます。

ポリーヌ・ブラン
（2023年度、ダンス）

プロフィール

CHINDOGU （珍道具）

ポリーヌ・ブランは振付家、パフォーマー、ダンサーにして造形作家。彼女の芸術活動は、不条理と紙一重のところで自虐ネタを用いて身体を探究するとともに、文脈や様々な媒体を巧みに操っています。ヴィラ九条山で行うプロジェクト《CHINDOGU （珍道具）》は、素人仕事、寄せ集めや怪しげな細工からでき、役に立つかもしれないが実際には使用不可能な珍妙なオブジェを作り出すという1980年代に生まれた活動に与えられた名称です。こうしたリサーチは、役に立たないもの、使用不可能なもの、常軌逸脱や迂回を、作品のあらゆる制作段階において、アクションや振付の題材に移し替えるための推進力となります。

スルギ・イ
（2023年度、造形美術）

プロフィール

スルギ・イは職人仕事の中に存在するメカニズムを問いかけ、口承言語との関係を探っています。レジデンス期間中、秋田音頭という、リズムが驚くほど現在のラップに似ている女性が歌う伝統的な歌を知っている人たちに会いに行く予定です。また、すだれ職人たちとのコラボレーションを企画し、空間と光などについて探求し、他にも金沢の《Keijiban》との出版プロジェクトも考えています。

セバスチャ・プリュオ
（2023年度、展覧会企画）

プロフィール

セバスチャン・プリュオは美術史家、研究者、そしてキュレーター。ヴィラ九条山では、日本の伝統文化における偶発的な出来事に対する美意識、偶然性に焦点を当てたリサーチを行います。芸術家や職人、農家など、生きとし生けるものとの共生に貢献する様々な実践の中で、予期せぬ出来事、偶然の「出会い」に反応する繊細な能力について考察します。このアプローチの目的は、生態系の危機と共鳴する感受性の危機に向き合うための、生活における統制的規範や標準化というシステムに代わる方法を見出すことです。

コラボレーター: 齋藤アンドリュウ壮

齋藤アンドリュウ壮はデザイナー、研究者であり、DONOMA Studio共同代表。ドイツのケルン国際デザイン学校で統合デザインを学び、陶磁器の環境循環型プロセスに着目して作品制作を始めました。人糞などの産業廃棄物をセラミック釉薬の灰にすることで、ハイコンテクストな釉薬の研究を行いました。2023年より、手打ち蕎麦屋「そのば」と併設して陶工房「DONOMA Studio」を設立し、陶器の制作・販売、ワークショップ、コミッションワーク、ツアー、KANGEI Research Labの運営に携わっています。

出店のお知らせ:

ジャークチキンとグルテンフリーヴィーガンのおやつと食事を提供するbase island kitchenさんが出店します！