29 5月 第一木曜日はヴィラ九条山へ: 6月6日のプログラム Jeudis de la Villa Kujoyama: le programme du 6 juin 2024 !

Visuel jeudi 6 juin 2024

ヴィラ九条山は毎月第一木曜日、一般公開を行います!

スタジオでレジデントたちと交流し、彼らのリサーチプ
ロジェクトがどのように日本文化と対話しているか、
発見しにご来館ください!

第一木曜日はヴィラ九条山へ!

2024年6月6日

14:00-21:00

入場無料

プログラムは変更の可能性がありますので、ご了承ください。
本ページで詳細や時間などをご確認ください。

ヴィラ九条山、その近隣には駐車場はございませんのでご注意ください。
駐輪所は、ヴィラ九条山の前にあります。

プログラム

14:00- 18:00 – スタジオ12356
ニナ・フラデローレル・パーカー&ポール・シャマール(2019年度、工芸)、
ルイーズ・ミュトレルマクシーム・マティアス
ノエル・ピカペールによるオープンスタジオ

14:00-18:45 – サロン
フランソワ=グザヴィエ・リシャール(2017年度、工芸)による
リサーチプロジェクトの紹介
15 :00 / 16 :00 /18 :30 : パフォーマンス『カミのオルガン』
(出演者 :ミュリエル・マルシャル氏、15分間)

17:45-18 :30 – 講堂
ニナ・フラデ、樋口 碧氏、大歳芽里氏、
サガール・パテル氏、武田
真彦氏、
今西紅雪氏 
によるパフォーマンス『Matter and Body 』 

18:45-20:15 – 講堂
『焼きテクチャー』: ノエル・ピカペール
アトリエ・ワンの建築家 塚本由晴氏のディスカッション(仏日逐次通訳付き)

20:15-21 :00 – サロン
レセプション

レジデントのプロジェクト

ノエル・ピカペール
(2024年度、建築)

プロフィール

焼きテクチャー:燃焼の建築についてのリサーチ

ノエル・ピカペールは日本における建築と火の間に存在する関係を探ります。ヴィラ九条山でのレジデンス期間中では、火炎と関係する要素や動作による日本独特な空間性をリサーチしています(焼杉、焼畑、儀式、暖房器具、防火など)。その後、それらの現代化の可能性および現在の仕組みへの取り入れられ方と照らし合わせ、検討されることになります。燃焼の文化のパラドックスにもかかわらず、現代のエコロジー文化の可能性として考えることができるのだろうか?本日「ヤキテクチャー」のコンセプトについて議論するため、ノエル・ピカペールはアトリエ・ワンの建築家、塚本由晴氏とディスカッションを行います。

ニナ・フラデ
(2024年度、工芸)

プロフィール

線の詩学

ニナ・フラデのリサーチは、竹細工と木工家具製作との対話において、技術の感覚的なアプローチを通して、伝統技能を活用することです。竹細工の用途を変えることで、木材を使ってより大きなスケールで織物の技術を再現することを目指しており、工芸、視覚芸術、舞台芸術の境界で、新しい芸術言語を生み出そうとしています。彼女はコンテンポラリーダンサーと協力し、物質、身体、動きを通して、人間を動かす緊張と感情をジェスチャーで表現します。今回披露するパフォーマンス『Matter & Body』では、ドローイング、音楽、デジタル創作を組み合わせ、生きているものと不活性なものとのつながりを探求しています。

ルイーズ・ミュトレル
(2024年度、写真)

プロフィール

デコトカ

ルイーズ・ミュトレルの写真はその土地に特有の画像や様々なサブカルチャーに由来する大衆文化のアイコンにフォーカスし、それらを手作業の印刷技術で組み合わせています。彼女は2019年から、漫画(ガンダムなど)、浮世絵や個人的な経験からの引用を取り交ぜた美意識を備えた《デコトラ》のチューニング(改造)の世界を巡り、日本において視覚的かつ物語風なリサーチを続けています。ヴィラ九条山でのレジデンス期間中では、日本の女性バイカーである旧車會レディーズに会いに行き、彼女たちが思う自動車にまつわる儀式、身体と機械の関係性や居場所の探求などを記録する画像とテキストを制作します。

マクシーム・マティアス
(2024年度、デザイン)

プロフィール

形なきものを表象する

グラフィックデザイナーで、デザイン事務所《Rimasùu》を設立したマクシーム・マティアス は、表象のコンセプトの限界に関心を持っています。グラフィックツールの再定義に必要な形、色、素材の利用に関するリサーチを継続するため、日本は不可欠な研究場所となる。レジデンス期間中、彼はこうした再定義を2つの観点から探究したいと考えています。まず、日本の豊かなグラフィックシステムとそれらの象徴的要素、そして《香道》という所作と内省の芸術。職人とのコラボレーションと香道の実践を通して、表象技術の習得と独自のグラフィック形式の探究を目指しています。

フランソワ=グザヴィエ・リシャール
(2017年度、工芸)

プロフィール

紙オルガン

画家、彫刻家、版画家のフランソワ=グザヴィエ・リシャール(2017年度、工芸)は、手刷り木版壁紙の制作を専業とする《アトリエ・ドルファール》の創設者です。和紙のリサーチを続けるためにヴィラ九条山に1ヶ月間滞在しています。本日、奇妙で異常でもある、夢のような楽器「紙オルガン」を紹介します。楮の足首、和紙の手首、木製の骨格を持つハイブリッドなこのオルガンは、観客の童心を思い出させ、形而上学的な想像力に問いかけるパフォーマンスで作動します。

ローレル・パーカー&ポール・シャマール
(2019年度、工芸)

プロフィール

折り、皺くちゃにし、染める:紙を巡る職人技

ローレル・パーカー&ポール・シャマール(2019年度、工芸)は、2019年ヴィラ九条山でのレジデンス期間中、和紙の特性や、日本の技術とフランスのノウハウを組み合わせる方法をリサーチしました。金箔と漆を塗った和紙で構成される金糸の伝統を永続させる株式会社寺島保太良商店との出会いをきかっけに始めたリサーチを続けるために、一か月滞在することになります。特に、この伝統を継続させるために不可欠な素材である三椏(みつまた)紙のサイクルを追跡し、デザインを通してこの伝統工芸を広めるための新しい用途を探求したいと考えています。

出店の知らせ:

当日、あおおにぎりさんに出店いただきます!

イベントの収録がSNSにて行われる予定です。映像に映り込む可能性があります。