28 2月 第一木曜日はヴィラ九条山へ!3月2日のプログラム Jeudis de la Villa Kujoyama: le programme du 2 mars!

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ヴィラ九条山は毎月第一木曜日、一般公開を行います!

スタジオでレジデントたちと交流し、彼らのリサーチプ
ロジェクトがどのように日本文化と対話しているか、
発見しにご来館ください!

第一木曜日はヴィラ九条山へ!

2023年3月2日

14:00-21:00

入場無料

プログラムは変更の可能性がありますので、ご了承ください。
本ページで詳細や時間などをご確認ください。

プログラム

14:00-19:30 (スタジオ)
オープンスタジオ
テディ・サンチェス: レジデンスの後半についての動画上映
アンヌ・ルトロテール : サウンドインスタレーション
ネイティブ・マカリ&シモン・ルービー (18:30まで)

14:00~(サロン)
セバスチャン・デプラによる「3 FOIS PAR JOUR 出版社」の紹介

15:00~(講堂)
ナタナエル・ラボワソンによるアクースムニウムの演奏

15:30~  (サロン)et 18:30~(中庭)
ネイティブ・マカリ&シモン・ルービーによる映像作品上映

19:30-21:00
レセプション
クリコー・クーシアンによるパフォーマンス

14:00-21:00
エミリ・リゴーファニーブシェネイティブ・マカリの作品展示

レジデントのプロジェクト

アンヌ・ルトロテール

プロフィール

アンヌ・ルトロテールは、レジデンスの後半に、日本の詩人やサウンドアーティストを招き、新たなオーディオ作品に向けたリサーチに取り組みます。これは、コロナ禍の2020年、日本政府によって孤独・孤立対策室が設置されたことに着想を得たものです。参加アーティスト達は、サウンドワークショップで言葉を練り、形作り、感情のみが発言できるとある政府の登場人物を詩的に体現することになります。

ネイティブ・マカリ&
シモン・ルービー 

プロフィール

サヘル/日本。比較研究

日本では、ネイティブ・マカリ&シモン・ルービーは、2018年にナイジェリア北部へ旅した時に生まれたリサーチ・プロジェクトを共同で進めることになります。ザリア地方で自主管理によるアーティスト・イン・レジデンスを行いながら、2人はサヘル文化と日本文化の間に気に掛かる類似性を見いだすことができました。
そして、言語における音韻の互換性から戦士の装束や行動規範に至るまで、社会科学とフィクションの境界に位置する主観的な比較研究を徐々に進めてきました。今回はこのリサーチを、インスタレーションやパフォーマンスで発表します。

協力: 上田普

ナタナエル・ラボワソン

プロフィール

アクースモニウムの演奏における美学的課題:フランスと日本におけるコンサートの行い方

音楽者や音楽学者である、ナタナエル・ラボワソンは日本の3つのスピーカー・オーケストラの演奏家の音楽技法の分析を中心とした研究プロジェクトに取り組みます。アクースモニウムとも呼ばれるスピーカー・オーケストラは観客の周囲や真っ只中に置かれた一連のスピーカーボックスです。全体は操作卓に向かう演奏家により直接制御され、作品の解釈を通して、音楽的言説の様々な側面が浮かび上がります。アクースマティック・アートのグループ、Hirviのメンバーによる演奏をお聴きいただけます!

協力 : 檜垣智也 、永松ゆか、 牛山泰良、オリヴィエ・ラマルシュ

エミリ・リゴー

プロフィール

異なった崩し文字を備えたフォント:カリグラフィーからタイポグラフィへ

ヴィラ九条山でのレジデンス期間中、エミリ・リゴーは日本におけるタイポグラフィーの歴史に関する研究を継続します。その中心となるのは、書道によりもたらされた日本の文字の自然な崩し方とタイポグラフィーや複製により課せられた機械化プロセスとの間の緊張関係。彼女のタイプフェースの一部は、本プログラムの裏面にてもご覧いただけます!
* エミリ・リゴーのレジデンスは2月末に終了したため、イベント当日は欠席となります。

テディー・サンチェス

プロフィール

Envahisseurs, les Tenues / インヴェーダーズ、ワークウェア

テディー・サンチェスはデザインナーです。彼の日常に入り込んだヒップホップは、明日の世界のニーズのための豊かな遊び場となったり、グラフィカルな空間演出と都市文化とを融合させるための素材となったりします。彼がレジデンスの期間中研究する繊維に関する伝統的ノウハウが、日本のストリートの限りない造形性とミックスされることで、ヒップホップの再生とその起源を象徴する《ワークウェア》が具現されることになります。

セバスチャン・デプラ

プロフィール

3 FOIS PAR JOUR出版社の紹介

セバスチャン・エステバン・デプラは、ハンドメイドと好奇心を常に理念の中心に据え、現代の出版を探求する出版社「3 FOIS PAR JOUR」を紹介します。絵柄、モノタイプ、絵画、シルクスクリーン、リゾグラフィーなど、2010年に設立された3FPJは、版画、現代アート、デザインの間を自由に行き来する出版社です。技術的、芸術的な自由を追求し、グラフィックノベル、コーヒーテーブルブック、コミックス・トリップ、または限定シリーズのオリジナル作品などを制作しています。

クリコー・クーシアン

プロフィール

京都に滞在中、クリコー・クーシアンが取り組んだのは「邦男の魂」と題されたプロジェクト。これは、伝統楽器である琵琶をヴィラ九条山の館内でエレクトロニック・ハッキングと対峙させる、3部構成のリサーチプロセスとなります。

以下もお見逃しなく

ファニー・ブシェ

「手の賢さにささげるリリアン・ベタンクール賞®」受賞者

プロフィール

ファニー・ブシェ*は、フォトグラヴュールのスペシャリスト。「手の賢さに捧げるリリアンヌ・ベタンクール賞」を受賞した彼女は、ヴィラ九条山に1ヶ月滞在し、透明性の美学と木枠に紙を貼った日本の半透明な「明り障子」が生み出す光の戯れを巡るリサーチ・プロジェクトを進めました。

* ファニー・ブシェのレジデンスは2月末に終了したため、イベント当日は欠席となります。

イベントの収録がSNSにて行われる予定です。映像に映り込む可能性があります。

ヴィラ九条山、その近隣には駐車場はございませんのでご注意ください。

 

Crédits:

Illustration: Sébastien Esteban Desplat

Anne Le Troter:
– Anne Le Troter, Vue de la performance Même pas de mots dans l’installation “Parler de loin ou bien se taire”. Photo: Hervé Veronese
– Anne Le Troter, La Pornoplante (Chapitre 1/3), 2021, installation sonore. Photo: Antonin Horquin

Teddy Sanches:
– Portrait: Deicy Sanches
– Oeuvre: Thomas Kimmerlin