20 8月 ボランティア募集 アート作品の制作ワークショップ « コクーン・シェルター!» 2022年8月25日 – 10月11日 @ヴィラ九条山/京都市京セラ美術館 Open call for volunteers for the production of an artwork to be exhibited during Nuit Blanche Kyoto!

ボランティア募集 アート作品の制作ワークショップ « コクーン・シェルター!» 2022年8月25日 – 10月11日  @ヴィラ九条山/京都市京セラ美術館

 

Nuit blanche (3)

1. «コクーン・シェルター!»プロジェクトとは ?

このプロジェクトの目的は、ハニカム構造(蜂の巣状)に似た手法を使用し、自立した和紙のインスタレーションを制作することです。

地球の新たな生態学的課題や異常気象、不安定な気候に直面し、ヴィラ九条山(京都)に滞在中のデザイナー、セリーヌ・ライトは、まるで巣やイグルー、胎盤の中にいるかのように、和紙の繭の中で丸まること、そして、激しく和やかな、母なる自然を敬愛することを提案します。

このような観点から、セリーヌ・ライトはワークショップを通じ、一緒に手づくりのインスタレーションを制作することに興味のある方を募集したいと考えています。

 

完成作品の展示 :

ニュイ・ブランシュKYOTO 2022のメイン・プログラム、

ヴィラ九条山30周年記念のプログラムの一環として、

2022年10月1日から10日まで、京都市京セラ美術館で展示されます。

 

主催者について

ニュイ・ブランシュ京都は、パリと京都の友好の一環として、アンスティチュ・フランセ関西と京都市が主催する多領域的なアートイベントです。第12回目を迎える今回のニュイ・ブランシュでは「遊び場」をテーマとし、そのプログラムでは日仏のアート作品を多数展示します。

ヴィラ九条山は多分野にまたがるアーティスト・イン・レジデンスで、1992年以来、日本と関わりのあるプロジェクトを進めることを望む中堅および若手クリエイターを受け入れています。ヴィラ九条山は今や、最も名高いフランスの在外アーティスト・イン・レジデンスの一つとなっています。

ヴィラ九条山とアンスティチュ・フランセ関西は、共に、フランス大使館の文化部門を担当するアンスティチュ・フランセ日本のアンテナ組織です。

ニュイ・ブランシュKYOTOに関しては、こちらをご覧ください。(日本語ページ)

ヴィラ九条山に関しては、こちらをご覧ください。(日本語ページ)

 

インスタレーションについて

和紙でできたいくつかの巨大な繭。

悪天候や異常気象による大災害に直面し、人々は避難するため、安らぎを得るために、その中に入り、または逃れます。

完全に「天然」で、繭は第二の皮膚のように、半透明で、軽く、頑丈な紙でできており、その構造、骨格は竹でできています。

外から見れば、繭は柔らかく、表面にむらがあり、生きている光を放っています。

来場者は繭の中に入ることができ、その内側は、嵐、ハリケーン、熱波、荒れ狂う自然といったイメージが360度投影された支持体となっています。

来場者は完全な静寂の中で、その自然の美しさを鑑賞することができます。

このインスタレーションでは、書家である上田晋氏によるパフォーマンスとアート映像の投影が行われます。 

 


 

2.ワークショップについて

 

セリーヌ・ライトとのセッションが設けられ、参加者は素材への取り組み方を学びます。

その後、彼女の指導のもと、以下の作業(仮)を行って頂きます。

  • プラスチック・フィルムと金属の紐で、竹の骨組みを作成する。
  • プラスチック・フィルムの上に和紙を貼る。100%天然素材の米糊を使用する。
  • プラスチック・フィルムを取り除く。

など…。

 

繭の最終的な大きさと繭の制作に要する時間のために、主要な構造はヴィラ九条山で制作されます。

その後、小さなパーツに分解し、美術館に運びます。

輸送後、イベントに向けて、全てのパーツを現地で再び組み立てます。

 

セリーヌ・ライト(ヴィラ九条山 2021年レジデント )について

IMG_5107セリーヌ・ライト(Céline Wright)は工芸家兼デザイナーで、日本で過ごした若い頃に興味を抱いた和紙から日々、インスピレーションを得ています。デュプレ応用美術学院のテキスタイル科を卒業後、ルイ・ヴィトン社やイタリアのデザイナー、パオラ・ナヴォーネのもとでデザイナーとしての経験を積んだあと、照明器具の制作に手を染めました。その後、セリーヌ・ライトの照明器具はボリューム感を増すとともに極端なまでの軽やかさが特徴的な作品となっています。セリーヌ・ライトは和紙という天然素材の可能性を、作品づくりに欠かせない前提条件である実験を通して、極限まで突き詰めています。あらゆる形のシェル構造を実現するために当初エンジニアの助けを借りて開発された技術により、セリーヌ・ライトは有機的な形を備え、自然に優しく、完全に手作りの紙の彫刻の予測不能な側面を克服しています。

 

1997年から、セリーヌ・ライトの工房と自分の名前をつけたブランドは詩情豊かな作品を発表しており、例えば鳥の群を思わせるインスタレーションはフランス国立公文書館博物館に明かりを灯し、ブランドのベストセラーである《Nuages/雲》シリーズのライトを花綱状に繋いだ作品はパリの百貨店ギャラリー・ラファイエットのメゾン館の吹き抜け空間を飾りました。

 

セリーヌ・ライトをもっと知るには、こちらをご覧ください。 

 

滞在制作プロジェクト:3D和紙

ヴィラ九条山でのレジデンス中、セリーヌ・ライトはさまざまな和紙の研究を深め、堅固で繊細さを備えた3D肺胞のオブジェを制作するため、技術的な可能性を追求し続けています。

 

セリーヌ・ライトの滞在制作プロジェクトをもっと知るには、こちらをご覧ください。(日本語):

 


 

3.ワークショップの詳細について


スケジュール(20228月から10月)/場所 ▪

 

アート作品の制作ワークショップ

>>参加可能な日程、最低1日以上(半日を2回以上)をご記入ください。

(登録用リンクは下記記載)

 

@ヴィラ九条山

  • 9月2日(午後)、3日(午前/午後)

    13日(午前)、14日(午前)、16日(午前)

    20日(午前)、21日(午前)、22日(午前)、23日(午前/午後)、24日(午前/午後)

 

制作ワークショップの参加人数は、半日あたり5名程度を予定しています。

ヴィラ九条山での制作が予定より早く進行した場合、一部のセッションがキャンセルになる可能性がございます。その際、参加者の皆様には日程変更の旨をご連絡いたします。

 

@京都市京セラ美術館 (多目的室)

  • 9月26日(月)8時~18時の間(ヴィラ九条山から美術館まで作品輸送の日。正確な時間帯は後日確定。)
  • 9月27日(火)-9月30日(金)10時~13時30分/14時30分-18時
  • 10月11日(火)8時~18時の間 (搬出、解体作業の日)

 

言語

英語/フランス語、日本語通訳つき

 

服装 ▪

快適に動ける服装でお越しください(汚れる可能性もございます)。

 

参加要件

– 18歳以上であること。
– 健康であること。
– 手作業になれていること(プロである必要はありません!)。
– 携帯電話またはEメールで連絡可能なこと。
–主催者より1日500円(定額)が支給されます。
–食べ物や飲み物は各自でご用意ください。ヴィラ九条山の近隣には、コンビニエンスストア、カフェ、自動販売機はございません。
– プロジェクトのプロモーションのためにワークショップ中、スタッフによって写真や映像が撮られます。その出演に同意すること。

 

▪ ヴィラ九条山へのアクセス
Google Mapsご覧ください。

ヴィラ九条山、その近隣には駐車場はございませんのでご注意ください(駐輪場のみ有)。
お問い合わせ: kansai.stg@institutfrancais.jp

 

▪ 参加方法

こちらのリンクにあるGoogleフォームに必要事項をご記入ください。