ヴィラ九条山は今年、開館30周年を迎えます！この機会に、ベタンクールシュエーラー財団の支援を受け、日仏二か国語の『72 saisons à la Villa Kujoyama ヴィラ九条山七十二候』が、ガリマール社から出版されました。

『京都のヴィラ九条山は、日本とフランスの文化を親密なものにしたいと願ったポール・クローデルによって構想され、フランスが国外で運営するアーティスト・イン・レジデンスとして最も名を知られる一つである。その三〇周年を記念し、滞在芸術家と日本の共同制作者の軌跡を振り返る。

本書は、日仏両国のあいだで展開される現代創作の多元的な歴史の証言であり、小説家、写真家、造形芸術家、デザイナー、ヴィデオ・アーティスト、舞踊家、陶芸家、タイポグラフィ・デザイナー、音楽家、演出家、建築家など、あらゆる創作分野で活躍するアーティストによる、驚くほど多様性に富む二〇〇以上のオリジナル作品を収録している。

一〇〇〇年の歴史を持つ古都の高台から送る、季節の趣を宿した七十二候は、滞在芸術家が、研究と創造の過程で自然と生命のうつろいに身を任せるための招待状である。』

2022年10月13日にフランスで出版されたこの本は、TOKYO ART BOOK FAIRで紹介される予定です。今年はフランスを招待国とし、2022年10月27日から30日まで、東京都現代美術館で開催されます。