24 4月 毎月第一木曜日はヴィラ九条山へ! 5月1日のプログラム Les jeudis de la Villa Kujoyama : le programme du 1er mai !

第一木曜日はヴィラ九条山へ!
2025年5月1日
14:00 – 21:00
入場無料
プログラムは変更の可能性がありますので、ご了承ください。
本ページで詳細や時間などをご確認ください。
ヴィラ九条山、その近隣には駐車場はございませんのでご注意ください。
駐輪所は、ヴィラ九条山の前にあります。
14:00~19:00– スタジオ / サロン
ドミティーユ・マルタン、レジス・フルリー、マルタン・プランショ、マリオン・ヴィダル、クリスティン・マッカーディ(サロン)によるオープンスタジオ
14:00~19:00 – 講堂
「ヴィラが私に与えたもの」ビデオ上映
14:00~19:00 – 外庭
クリコー・クーシアン(2021年度、 音楽)によるサウンドインスタレーション
リュディヴィーヌ・グラジ(2021年度、造園)と庄屋啓による「セミたちの小道」上に設置
14:00~21:00 – 中庭(中央)
ルイーズ・ミュトレル(2024年度、 写真)による写真スライドショー「Eternal Friendship Club」
14:00~21:00
ジョゼ・レヴィ(2011年度、デザイン)のキュレーションによる「ヴィラ九条山工芸レジデンス10周年」作品展示
15:00 / 17:00 :のガイド付き見学(フランス語/英語)
19:00~21:00 – テラス
レセプション
モノのイメージ、表現と使用の繋がりをめぐる考察
ヴィラ九条山のプロジェクトでは、京都の生活や文化に身を置くことで、自身の作品の基盤である、簡素的精神、自然を敬う心、素材を大切にする姿勢、モノと行事の関係、そして、初期作品に強い影響を与えたインスピレーションの源を再発見したいと考えています。日本におけるモノの象徴的な表現、その表現と用途の関係性を学び、卓越した技術や歴史のある美術工芸品コレクションに触れることで、日本文化への理解を深めていきます。また、新たなインスピレーションの源泉を探求し、新しい創作活動の礎を築きたいと考えています。
切り株寄木(TARSIA A TOPPO)&寄木細工
弦楽器職人、古楽器修復家、伝統的な弦楽器職人であるレジス・フルリー 。
本プロジェクトは、日本の寄木細工の技術研究に基づいています。日本の伝統工芸の一つである寄木細工は、16世紀にイタリアを中心にヨーロッパで広まった木象嵌である切り株寄木(tarsia a toppo)の技法と共通項を持ち、ギターなどの楽器の装飾に使われています。ギターのロゼッタに用いられる技法のように、新たな装飾の形を生み出すことで、二つの技法を融合させたいと考えています。さらに、古典的な縞模様を新しい装飾として応用することで、より奥行きのある装飾表現を目指します。
変動する世界
ドミティーユ・マルタンは、幅広い種類の素材を使って作品を考える彫刻家、セノグラファーとパフォーマーです。レジデンスの期間中、日本の祭りにおける様々な素材として用いられる植物と、稲作の所作を模範した舞の象徴的な動きに、強い関心を寄せます。これは、人間と自然を結びつけ、古くから伝わる芸術とのつながりをより深めてくれることです。素材、身体、空間という、マルタンのこれまでの作品の延長線上にある「変動する世界 は、日本文化に触発され、さらなる創作活動の深化を目指します。本プロジェクトでは、人間の活動が自然にもたらす変化、祭りが語り継ぐ物語に焦点を当てます。
食堂
プロの料理人として、フランス国内外で修行を積んだマルタン・プランショ。ヴィラ九条山では、日本の職場にある食堂を対象としたリサーチプロジェクトを実施します。本プロジェクトでは、食文化の歴史における給食の役割を考察するだけでなく、「食」という視点を通して社会集団を分析し、現代の日本における新しい食堂の形とその意義を探求します。滞在期間中は、様々な給食の形態に用いられる技法と職人技術に着目していきます。
竹のジュエリー&ファッションアクセサリー
マリオン・ヴィダルは、竹をテーマにしたリサーチプロジェクトで、京都の職人と協力して竹を使ったジュエリーコレクションを制作しています。竹の丈夫さやしなやかさを活かし、環境負荷を抑えたジュエリーを創り出すことを目指しています。さらに、日本の伝統行事や儀式を学ぶことで、ジュエリーを身に着けることや鑑賞することを一種の「セレモニー」として表現したいと考えています。
出店のお知らせ: 当日、TOROさんにご出店いただきます!
イベントの収録がSNSにて行われる予定です。
イラスト:「花見」 ドミティーユ・マルタン(2025年度、ストリートパフォーマンス)