ヴィラ九条山は、数多くのパートナーシップを結び、日本の情景における出会いの場となることを大切にしています。クリエイターを支援し、彼らのキャリアの手助けとなるように力を注いでいます。滞在中のアーティストを支援し、帰国後の作品のプロモーションにも力を入れています。その多様な活動を通して、日本とフランスの文化間の有意義な対話を促進させ、両者の間に存在する相互のつながりの架け橋となっています。

このページには、レジデントが滞在終了後に行うプロジェクトが紹介されますので、ぜひご確認くだいさい！

セバスチャン・デプラ
（2021年度、工芸）

プロフィール

「木版画」の出版

セバスチャン・デプラは、ヴィラ九条山での滞在中、版画家の北村昇一氏のもとで、日本の版画ならではの微妙なグラデーションを用いた、手業による繊細なアプローチを探求しました。彼は木版画についてリサーチしていた際に、見たことや学んだことを様々なスケッチに描いていました。そんな遊び心のある絵を通して、木版画にて代々受け継がれてきた技の身振りを説明するため、デプラはチュートリアルのようにデザインした本『木版画』を出版しました。

セバスチャン・デプラによる「木版画」の紹介やサイン会

• ZINE DAY OSAKA 10月28日（土）～29日（日）11:30～17 :30

• 「毎月第一木曜日はヴィラ九条山へ！」　11月2日（木）16時～18時

• Ba Hütte 　11月6日（月）18:00～19 :00
• 金沢美術工芸大学 11月7日

• TOKYO ART BOOK FAIR　11月23日（木）～26日（日）11:00～19 :00（入場料: 1000円）

• TAIPEI ILLUSTRATION FAIR 12月8日（金）～10日（日）

セリーヌ・ライト
（2021年度、工芸）

プロフィール

関西日仏学館照明制作

セリーヌ・ライトは滞在期間中に得た経験やリサーチを活用しプロジェクトを継続するため、11月15日から12月15日まで再び来日する予定です。レジデンスにおいて学んだ、和紙に関する知識を用い、関西日仏学館が運営するカフェ「Les Deux Garçons」の新しい照明を制作します。

¡Viva Villa!
フランスのアーティスト・イン・レジデンス
カサ・デ・ヴェラスケス、ヴィラ・メディチ、ヴィラ・アルベルティーヌとヴィラ九条山によるプロジェクト

制作支援基金

ヴィラ九条山は、マドリッドのカサ・デ・ヴェラスケス、アメリカのヴィラ・アルベルティーヌ、ローマのヴィラ・メディチと並ぶ、フランスのアーティスト・イン・レジデンス施設を集めるプロジェクト” ¡Viva Villa!”の一つであります。レジデンスから帰国したアーティストの作品を紹介する文化機関を対象としたプロジェクト募集という形で、今シーズンのキックオフイベントが10月20日にパリのGaîté Lyriqueで開催され、新たな制作支援基金から選ばれた13のプロジェクトが発表されました。

詳細はこちら！（フランス語）

Crédits:

• Illustration: Sébastien Desplat
• Nicolas Guilbert
• Marie Hubert Psaila