26 1月 第一木曜日はヴィラ九条山へ: 2024年2月1日のプログラム! Jeudis de la Villa Kujoyama: le programme du 1er février 2024 !
ヴィラ九条山は毎月第一木曜日、一般公開を行います!
スタジオでレジデントたちと交流し、彼らのリサーチプ
ロジェクトがどのように日本文化と対話しているか、
発見しにご来館ください!
第一木曜日はヴィラ九条山へ!
2024年2月1日
14:00-21:00
入場無料
プログラムは変更の可能性がありますので、ご了承ください。
本ページで詳細や時間などをご確認ください。
ヴィラ九条山、その近隣には駐車場はございませんのでご注意ください。
14 :00- 18:00 – スタジオ1、4,5,6
エマニュエル・ルベン、ルイーズ・ミュトレル、ローレン・トルティルとツィリアカ・アリヴェールによるオープンスタジオ
14:00-17:00 – 講堂
アラン・ヴィロームと「わび・さび」についての対話
14 :00-19 :00– サロン
ローレン・トルティルによるビデオインスタレーション
14 :00-21 :00 – 3階(廊下)
シモン・ニケーズによる発酵に関するラジオ番組のセレクション。
番組は*Duuuラジオによって編集され、ラジオのウェブサイトでも視聴できます。
18 :00-19 :45 – 講堂
文学における列島概念 – エマニュエル・ルベンとミカエル・フェリエの対談
19 :45-21 :00 – サロン
レセプション及びクリコー・クーシアン(2021年度、音楽)によるライブセット
『Théorie des archipels(列島理論)』
『Théorie des archipels(列島理論)』は、日本について理解を深めるために必要不可欠な3つの要素:地質学的な特徴、悲劇的な歴史、そして政治の現況に感化された小説のプロジェクトです。この小説は、日本初の地図製作者であり、4,000万歩を歩いたとされる伊能忠敬の足跡を辿るフランス人の地理学者1人、と日本人の歴史家と写真家の2人の登場人物を描きます。この小説は18世紀から21世紀までの叙事詩であり、地理、芸術、文学の様々な関係についての考察です。このプロジェクトは初めてヨーロッパの古い城壁から離れる著者の作品の系譜に連なるでしょう。
『文学における列島概念』
エマニュエル・ルベンとミカエル・フェリエの対談”.
「文学における列島とは何か?列島的なものとは何か?清少納言から大江健三郎まで、ジョルジュ・ペレックからエドゥアール・グリッサンまで、数多くの日仏の作家の足跡をたどりながら、エマニュエル・ルベンとミカエル・フェリエが、フランス文学と日本文学の架け橋となるべく、様々な列島的な人物を紹介します。
ミカエル・フェリエは中央大学教授、作家。著書に『Fukushima, récit d’un désastre』(2012年、Prix Édouard-Glissant)、『Mémoires d’outre-mer』(2015年)、『François, portrait d’un absent』(2018年、Prix Décembre)がある。最新刊:『Scrabble, une enfance tchadienne』(2019年)、『Notre ami l’atome我が友原子力』(映画著作、渡辺健一との共著、ガリマール出版社、2021年)。
武術のトロピズム
サーカスの武術の起源ははサーカスの古典的アイデンティティを構成するいくつかの本質的要素、規則や記号を定着させるのに寄与しました。ヴィラ九条山におけるツィリアカ・アリヴェールのリサーチは、サーカスと武術の間のこうした結びつきを取り上げるもので、根本的だが目に見える痕跡を伴う変化において引き合いに出されたり、褒め称えられたりする暴力的なエネルギーとの対比が行われます。彼が目指すのは、
亀裂、断層と断片(仮題)
アラン・ヴィロームは「侘び寂び」の概念についてリサーチします。それは人や物などに対する過ぎ去る時の意識を自然に対する謙虚や哀愁な思いを結びつけています。人新世による災害は脆弱性、質素さ、脱成長などといった過去に嘲笑されていた一連の概念を蘇らせました。そんな中、「侘び寂び」の観点は私たちを不完全なものの美しさというパラドックスに対して考えさせてくれます。谷崎氏による影の捉え方と現地で集めた証言を参考にして、風景に、そして人々に宿る魂を捉えることを目指しています。
デコトカミ
ルイーズ・ミュトレルの写真はその土地に特有の画像や様々なサブカルチャーに由来する大衆文化のアイコンにフォーカスし、それらを手作業の印刷技術で組み合わせています。彼女は2019年から、漫画(ガンダムなど)、浮世絵や個人的な経験からの引用を取り交ぜた美意識を備えた《デコトラ》のチューニング(改造)の世界を巡り、日本において視覚的かつ物語風なリサーチを続けています。ヴィラ九条山でのレジデンス期間中では、日本の女性バイカーである旧車會レディーズに会いに行き、彼女たちが思う自動車にまつわる儀式、身体と機械の関係性や居場所を探求などを記録する画像とテキストを制作します。
静かにするための音について
ローレン・トルティルは、イアホンが発明されてから、一人で音や音楽を聴けるようになり、そのおかげで自分の世界や空間を作って、外界から逃避できるようになった現象に興味を持っています。彼女が提案するのは、こうした現象の出現に寄与したテクノロジーについて調査すること。例えば、ソニーが1980年代に作り上げた初代ウォークマン「TPS-L2」の販売開始から、一人で音楽を聴くことと同時にいろんな場所に音楽を持ち運べることを可能とした大きな革命をもたらしたと言えます。ヴィラ九条山では、このテーマに基づくパフォーマンスの制作と本の制作を目標にリサーチをする予定です。
タンクと酵母
ヴィラ九条山でのレジデンス期間中、シモン・ニケーズは日本酒の醸造に関するリサーチと実験を中心として、精神の発酵タンクを構築したいと考えています。中でも、日本酒作りによる醸造の生態学や、酵母に含まれる微生物が生きている環境など、微生物とその環境との関係についてリサーチする予定です。 他にも日本の工芸家、木桶職人、醸造家や詩人などにも尋ねてみて、リサーチ用に情報収集を行います。さらに、雑誌『Pain Liquide』とラジオ局『*Duuu』を通して、プロジェクトを編集する予定です。
イベント当日は欠席となります。
クリコー・クーシアンは25歳より独学で作曲家・演奏家として活動し、さらにパリ国立高等音楽院にて2007年までアクースマティック音楽とコンピューター支援作曲(CAC)を専攻しました。 パフォーマンスや即興演奏における彼の才能は、世界各地の電子音楽フェスティバルで注目されています。2021年にヴィラ九条山に滞在し、その後、京都芸術大学をはじめ日本で様々なアーティスト・イン・レジデンスプログラムに参加しました。
出店の知らせ:
16:00~19:00まで、あおおにぎりさんに出店いただきます!
イベントの収録がSNSにて行われる予定です。