15 3月 2018年のオープンスタジオ – 3月17日(土)16:00-19:00 2018年のオープンスタジオ – 3月17日(土)16:00-19:00

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ヴィラ九条山にて、滞在レジデントの作品を発表します。
展示や映像上映、レクチャーなど、各アーティストの作品を、ご覧いただけます。

ポーリーヌ・アバスカル&梶原加奈子(デザイン、テキスタイル)

ルイーズ・ルモワンヌ&イラ・ベカ(建築)

ヨアン・ブリュネル(デザイン)

ブノワ・ビュケ(アート・キュレーション)

ティエリー・マシュエル(音楽)

カトリーヌ・ムリス(バンド・デシネ)

予定日: 3月17日(土)16:00-19:00

入場無料

ポーリーヌ・アバスカル

12年前からパリで、バレンシアガやイザベル・マラン、&otherstories(アンドアザーストーリー)でテキスタイルデザイナーとして活動しているポリーヌ・アバスカルは、播州織総合素材展2011に参加しました。

ヴィラ九条山滞在中は、同じくテキスタイルデザイナーの梶原加奈子とのコラボレーションで、テキスタイルコレクション作り及び、日本のテキスタイル産業を、京都のみでなく、天橋立、桐生、新潟まで探究しています。

アバスカルは、製造現場を訪れ、作業員と交流することによって、日本のファッションを、産業考古学的な観点から取り上げます。

産業が、どのように国家遺産として、また文化的ベクトルになり得るのか検証しています。

ルイーズ・ルモワンヌ&イラ・ベカ

ルイーズ・ルモワンヌとイラ・ベカは、アーティスト、映像作家、プロデューサー、出版者として10年ほど前から共に活動しています。

彼らは主に、現代建築と都市を、新しいスタイルの映像と語り方で表現する方法を研究しています。

ニューヨーク・タイムズに「figures cultes de l’architecture européenne(ヨーロッパ建築界のカルト的存在)」と紹介され、
多くのフェスティバルで受賞した彼らの映像作品は、世界の批評家から「建築と都市に関する私達の見方や語り方を変化させた」(イタリアの建築雑誌「Domus」)と賞賛されました。

2016年には、ニューヨーク近代美術館(MoMA)が、彼らの全作品を常設コレクションに入れるため、購入しました。

ヨアン・ブリュネル ( デザイナー)

2018年の一月から六月まで、京都のヴィラ九条山でのレジデンス滞在を通して、日本における“元気づけてくれるモノ”のデザインの探求に取り組んでいるフィンランド系フランス人デザイナーです。その手始めとして、入浴のひと時に欠かせないバス用品の製作を進めています。

ブノワ・ビュケ(アート・キュレーション)

未来を開封する

ブノワ・ビュケは「未来を開封する」仮の装置を作り出し、進行中の研究を紹介します。 玄関ホールの2枚のガラスの壁で仕切られた空間が、1970年に開催された大阪万博、そして太郎岡本の「太陽の塔」 と「黒い天体」プロジェクトを巡る、交流と対話の空間に変貌します。そのうえで二人組のアーティストキュンチョメのThe Sun in the Shadow「日陰の太陽」の映像を上映する予定です。

ティエリー・マシュエル 

音のない音楽を耳に

そこにないものに存在を与える

ティエリー・マシュエルは二声の暗唱による四重奏を行います。日本人アシスタントの引田美沙の声がポールセランの仏訳を語り、彼の声が峠三吉の詩を日本語で唱えます。

演奏を始める前にティエリーは、四重奏を伝統的な弧型の並びではなく、14の楽章に合わせて徐々に舞台空間に登場させます。

バイオリンのソロが始まってから炸裂するまでに、ミュージシャンたちは楽譜を失くし、それぞれが遠くへ背を向けるようにいなくなり、演奏が終わります。

京都精華大学Xリモージュ国立高等美術工芸学校 

ワークショップ『つなぐ』で制作した作品の発表

金継ぎの技法を使ったテーブルウエア

パートナーシップ:京都精華大学、リモージュ国立高等美術工芸学校、ヴィラ九条山

ワークショップ :3月7日~14日  黒飛亘先生指導