26 9月 ニュイ・ブランシュ KYOTO 2015 Nuit Blanche Kyoto 2015

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「ニュイ・ブランシュ(白夜祭)」は、パリ市が毎秋行う一夜限りの現代アートの祭典です。パリの姉妹都市・京都では、今年も日仏の現代アートを無料 で楽しめる「ニュイ・ブランシュ KYOTO」を市内各所で開催。パフォーマンスや展示、プロジェクション・マッピングなど、多彩なプログラムで開催5周年を祝います。
昨年の「現代アート×伝統工芸」をDNAとして、今年のニュイ・ブランシュがテーマとするのは「ファッション」。日本とフランスで活躍するアーティストが、「日仏イノベーション年」の幕開けを華やかに飾ります。
思いがけない発見が待っている、現代アートのプロムナード!

2015年10月3 日(土) 京都市内各所で実施

www.nuitblanche.jp

ヴィラ九条山で

・Rhizottome(リゾットム)
2015年度レジデント

– オープニングコンサート
アルメル・ドゥーセはダンサーでアコーデオン 奏者。マチュー・メッツガーはサックス奏者。彼らは、《Rhizottome(リゾット ム)》として、デュオで活動しています。
ヴィラ九条山では、二人は日本での出会いや体験、日本のミュージシャンとの交流をもとに、デュオのためのレパートリーの作曲にあたります。

16時

エマニュエル・ビュルドー
2015年度レジデント

– 『アナタハン』
『カイエ・デュ・シネマ』誌の元編集長(2004年-2009年)であるエマニュエル・ビュルドーは、現在では、国際映画祭FIDマルセイユの理事会メンバーであり、ラ・ロッシュ=シュル=ヨン国際映画祭のプログラミング責任者です。
アメリカ人映画監督ジョセフ・フォン・スタンバーグの最後の映画で、京都の岡崎公園で撮影された『アナタハン』の徹底した解読を紹介する。

16時30 : リサーチ中の資料紹介

・アラン・ミシャー
2001年度レジデント

– J’ai tout donné – パーフォマンス
アラン・ミシャーが、日本人のダンサーのために制作したデュオダンス「J’ai tout donné」。二人のダンサーが作品を作り上げる過程、記憶や即興を取り入れて制作した作品。
アラン・ミシャー:ビジュアル・アーティスト振付家。彼の作品は、他の アーティストや一般の人たちとのコラボレーションで作られる。

17時/21時

バンジャマン・グランドルジュ & ロマン・クローネンベルグ
2009年度レジデント

– Marcher puis disparaître『歩み、そして消え去る』

ロマン・クローネンベルクとバンジャマン・グランドルジュは『歩み、そして消え去る』と題されたコラボレーション作品を紹介する。この映像作品では、男が小さな町に到着し、夜明け時に町の様子を観察したあと、荒涼とした風景に向かって立ち去っていく。抽象の境界線上にあるこの空間から、風景を再生するかのように、有機的な形態がゆっくりと立ち現れる。

バンジャマン・グランドルジュは研究活動からインダストリアルデザインまで、デザインに関するあらゆる分野で仕事をしている。
ロマン・クローネンベルクの仕事は映像、音楽パフォーマンス、インスタレーション、写真、オブジェ制作などに跨ったものとなっている。

20時 : 映像とパーフォマンス

フランソワ・アザンブール
2015年度レジデント

– 制作中 – 作品展
ヴィラ九条山でのプロジェクトは、職人仕事と産業技術を組み合わせた新しい木工表現の探求を目的としています。得られた成果は革新的なオブジェのデザインに関する考察の基礎となり、そこでは職人仕事は、その柔軟性により、産業の実験室として機能することとなります。
フランソワ・アザンブール:環境デザイナー、インテリアデザイナーで教員でもある。

16:00–22:00

アレクサンドル・ディモス
2012年度レジデント

– Do you speak japanese ? Tentative d’approche – 上映
アレクサンドル・ディモスは「Back Cover」誌第6号で取り上げた日本のグラフィックデザインに関するリサーチ・プロジェクトに新たに手を加えたバージョンを紹介する。
アレクサンドル・ディモス:グラフィックデザイナー・編集者である。デザイン事務所「deValence」をジスレーヌ・トリブーレと共同運営している。2008年以降は、出版社「B42」の運営に携わり、「BackCover」誌を発行している。

16:00-22:00

ピエール=ジャン・ジルー
2015年度レジデント

ピエール=ジャン・ジルーは「Invisible cities」シリーズ作品の3作目を紹介する。
ピエール=ジャン・ジルー :アーティストで映画監督、写真家。近年は、拡張現実(AR)を用いたビデオプロジェクトで、ドキュメンタリーとフィクションが入り交じった作品を手かけています。

16:00-22:00

ジャン・ロー
2002年度レジデント

– Diamonds Are Forever – インスタレーション
ジャン・ローは2002年から京都のクラブ「メトロ」で撮影された『Diamonds are forever』シリーズから抜粋された一連のポートレート写真を紹介する。このクラブイベントは、能や歌舞伎に由来する異性装の伝統の延長線上にあり、芸術的引用、パフォーマンス、キャバレー、ポップカルチャーとニュー・バーレスクのごった煮となっている。ジャン・ロー:大学で法学と哲学を学んだあと、美術学院で学ぶ。1980年以降は写真に専念。

16:00-22:00

・ネリー・ソーニエ
2015年度レジデント

– 制作中 – 作品紹介
ネリー・ソーニエは自分の作品アートと羽細工に関する資料を紹介する。
ネリー・ソーニエは ネリー・ソーニエは14才の時から羽細工を手がけている。彼女が手がけている羽細工はオートクチュールのファッションショーで紹介されている。シャネル、ジバンシーやニナ・リッチのほか、特にジャン=ポール・ゴルチエとは数多くのコラボレーションを行っている。

16:00-22:00

加藤貢介
Prix Villa Kujoyama, Institut français du Japon Kansai 2015 

– 鉄製豆皿 II – 展覧会
清課堂での公幕展「いまからまめさら2015」でアンステイチュ・フランセ関西/ヴィラ九条山賞を受賞した加藤貢介の『鉄製豆皿II』を展示する。
玉川大学では主に鍛金を中心に伝統的な金工技法を学び、大学4 年の卒業制作で初めて鉄に触れ、その魅力を追求すべく、大学院では鉄の研究を行う。和鋼という 砂鉄から精錬された鋼材の呼称を扱う機会を専門にする。

16:00-22:00

ヴィラ九条山のレジデント – 京都で

アレクサンドル・モベール
2012年度レジデント

– パフォーマンス“Language, texture & movement”
異なる表現方法(ビデオ、音楽、絵画、ダンス)と様々な分野( 即興、クラシック、音響)で活動するアーティストによるコラボレーション。インタレースされた布のように身体を探る一つの実験。音楽:Yohei Yamakado、ヤニック・パジェ ビジュアル:アレクサンドル・モベール、濱大二郎

京都国際マンガミュージアム
19:00

賀茂御祖神社(下鴨神社)
20:00

ネリー・ソーニエ
2015年度レジデント

– 珠寳(献花)× ネリー・ソーニエ(羽細工)

アンスティチュ・フランセ関西
20:10

フランソワ・アザンブール
2015年度レジデント

-フランソワ・アザンブール個展

京都工芸繊維大学 D-labアネックス
14:00-22:00

ピエール=ジャン・ジルー
2015年度レジデント

-「Welcome Diams Island 」「Ups and Downs」- 上映。

京都国際マンガミュージアム
20:35-20:45

– Special Installation

京都芸術センター
展覧会:10/3-10/9(10:00-20:00)※10/3のみ22:00まで

ヴァンサン・ロマニー
2015年度レジデント

– 特別展「そして わたしたちは かつてよりひくいところに かつてよりたかいところに」

この展覧会では、伝統的な日本の着物の世界と現代アートの世界を結びつけることを試みます。4人のアーティストによる、着物の生地やデザイン画を元にした作品を、千總の着物や江戸時代の小袖とともに展示します。製作の過程に共通する点はあるものの、まったく異なる結果が現れる2 つの世界。伝統を受け継ぐものと、伝統を破壊するもの。両極にあるものの対比の妙をご覧ください。

千總ギャラリー
10:00-21:00

– 展覧会:9/26-10/16(9:30-18:00)

オロール・ティブー
2015年度レジデント

オロール・ティブー・大舩真言展“Passage ”
オロール・ティブーと大舩真言は、素材まで遡りながら織物と絵画の心へと誘い、全身で体感できる場を弘道館で繰り広げます。 色の循環:鉱物から植物へ、空間から身体へ、身体から無限へ。生命の呼吸は、内なる声、外の波動と対話する。時の経過の中で感情や感覚は、静けさから動きへ、体感から精神へとうつろいゆく。
-10/10(土)17:00-19:30 井原季子によるパフォーマンス、オロール・ティブーと大舩真言によるトーク
http://nuitblanche.jp/schedule/kodokan.php

有斐斎 弘道館
18:00-22:00

展覧会:10/5-10/11(11:00-17:00)

セリーヌ・シルヴェストル
2015年度レジデント

セリーヌ・シルヴェストル×井澤葉子によるジュエリー展「Fil / 糸」
セリーヌ・シルヴェストル(ヴィラ九条山)と井澤葉子が、日本とフランスのもつ「糸」の意味を探りながら文化や人を結ぶ「糸」をテーマに展覧会を開催します。

Gallery C.A.J
13:00 – 21:00

展覧会:10/3-10/25(13:00-18:00 )

マニュエラ・ポール=カヴァリエ
2014年度レジデント

フランス人美術工芸家マニュエラ・ポール=カヴァリエ(ヴィラ九条山2014年)の個展。金箔を施した木材、あるいは和紙をキャンバスに、墨で禅の精神世界を表現した作品を中心に30~40点の作品を展示します。
ニュイ・ブランシュ当日には、書家・神郡宇敬とのコラボレーションパフォーマンスも行います。
協力:表具プロデューサー 源五郎

白沙村荘 橋本関雪記念館
16:00-21:00

展覧会:10/1-10/25(10:00-17:00)

ゴリアト・ディエーヴル & マニュエラ・ポール=カヴァリエ
2015年度レジデント

「Poésies blanches, inspirations du jardin japonais」は、金箔造形絵画作家のマニュエラ・ポール=カヴァリエ(ヴィラ九条山2014 年)が京都に滞在し、秋から冬へと移りゆく季節の中で、冬の日本庭園の姿に感じた詩趣“ 凛とした雪上に射す日や月の光”を箔で表現した彼女の「白い詩」である。又、本展覧会では、彼女とデザイナーのゴリアト・ディエーヴル(ヴィラ九条山2014 年)と清課堂のコラボ作品、光のオブジェ「Le petit théâtre de lumière」も展示。今年のフランスのデザイン・フェスティバルD’DAYSに出品し、デザイン専門誌AD MAGAZINE のベスト15 に選ばれている。

清課堂ギャラリー

展覧会:9/26(9:30-17:30)、9/27-10/16(9:30-18:00)水曜休館

ピエール・シャルパン
2012年度レジデント

「Atmosfera」展
ピエール・シャルパンの日本での初個展。シャルパンと同じく、イタリアにもゆかりあるギャラリーにて開催されます。「存在」についての意識を促すかのようなオブジェや、独特のグラフィックの世界観を体現する幾何学的なドローイングシリーズなど。生粋のビジュアルアーティスト、シャルパンの色鮮やかでミニマルな世界観にぜひ触れて下さい。

スフェラ
11:00-22:00 ピエール・シャルパン「Atmosfera」展
20:00-22:00 スペシャルオープニング

展覧会:10/3-10/27(11:00-19:00)水曜定休