26 6月 毎月第一木曜日はヴィラ九条山へ: 7月4日のプログラム! Jeudis de la Villa Kujoyama: le programme du 4 juillet 2024 !

Visuel jeudi 4 juillet

ヴィラ九条山は毎月第一木曜日、一般公開を行います!

スタジオでレジデントたちと交流し、彼らのリサーチプ
ロジェクトがどのように日本文化と対話しているか、
発見しにご来館ください!

第一木曜日はヴィラ九条山へ!

2024年7月4日

14:00-21:00

入場無料

プログラムは変更の可能性がありますので、ご了承ください。
本ページで詳細や時間などをご確認ください。

ヴィラ九条山、その近隣には駐車場はございませんのでご注意ください。
駐輪所は、ヴィラ九条山の前にあります。

プログラム

14:00- 18:00 – スタジオ1356
ニナ・フラデマグローヌ・ヴィダル
マクシーム・マティアスノエル・ピカペール
によるオープンスタジオ

14:00-17:00 / 19:00-20:00 – サロン
ニナ・フラデ
によるパフォーマンス『Matter and Body 』の映像上映

14:30-16:00 – 講堂
剣と能:松浦眞人による舞と武

17:00-18:00 – 講堂
マグローヌ・ヴィダル
による音楽パフォーマンス

18:30-20:00 – 講堂
「ヴィラ九条山の歴史と建築」建築家の田路貴浩氏と小見山 陽介氏(京都大学の教授)と
ミシェル・ワッセルマン氏(ヴィラ九条山の初代館長)による講演会

仏日逐次通訳: 京都外国語大学 教授 津田奈菜絵
司会: ノエル・ピカペール


この講演会は、公益財団法人 日仏文化交流協会との共催で開催されます。

講演会: ヴィラ九条山の歴史と建築

1992年に建築家・加藤邦男氏によって建てられたヴィラ九条山は、日仏文化の交差点に位置する京都を一望できるユニークな建物で、創立から400人以上のアーティストを受け入れてきました。7月4日(木)には、京都大学の教授である建築家の田路貴浩氏と小見山 陽介氏、そしてヴィラ九条山の初代館長であるミシェル・ワッセルマン氏が、レジデントのノエル・ピカペール氏の司会のもと、ヴィラ九条山の歴史や建築の特徴について対談します。

この講演会は、公益財団法人 日仏文化交流協会との共催で開催されます。

レジデントのプロジェクト

ノエル・ピカぺール

(2024,建築)

プロフィール

焼きテクチャー:燃焼の建築についてのリサーチ

ノエル・ピカペールは日本における建築と火の間に存在する関係を探ります。ヴィラ九条山でのレジデンス期間中ではまず、火炎と関係する要素や動作による日本独特な組み合わせや空間性のリサーチをします(修復、温泉、茶室、幽霊・妖怪、焼杉、焼畑、暖房器具など)。その後、それら現代化の可能性および現在の仕組みへの取り入れられ方と照らし合わせて、検討されることになります。

ニナ・フラデ

(2024, 年度, 工芸)

プロフィール

線の詩学

ニナ・フラデのリサーチは、竹細工と木工家具製作との対話において、技術の感覚的なアプローチを通して、伝統技能を活用することです。竹細工の用途を変えることで、木材を使ってより大きなスケールで織物の技術を再現することを目指しており、工芸、視覚芸術、舞台芸術の境界で、新しい芸術言語を生み出そうとしています。彼女はコンテンポラリーダンサーと協力し、物質、身体、動きを通して、人間を動かす緊張と感情をジェスチャーで表現します。

スティーブン・ルプリゼ

(2024年度、「手の賢さにささげるリリアン・ベタンクール賞®」受賞者)

プロフィール

「手の賢さにささげるリリアン・ベタンクール賞®」の受賞者として、ヴィラ九条山に1ヵ月の滞在するスティーブン・ルプリゼは、木挽き職人、指物師、大工など、木を愛する家系に生まれました。ヴィラ九条山でのレジデンス期間中、木工品から家具に至るまで、日本が誇る専門技術である無垢材の木工技術のリサーチを行いたいと考えています。プロジェクトの一環として、日本の職人から大工技術、組み立て技術、木を読む技術、そして木の文化を学ぶ予定です。日本文化を肌で感じ取りながら、「Tandem(タンデム)」と名付けたプロジェクトを考えています。この「バランス」と「つながり」を表現する家具は、二脚の肘かけ椅子となっており、人との共生を勧めます。

マクシーム・マティアス

(2024年度、 デザイン)

プロフィール

形なきものを表象する

グラフィックデザイナーで、デザイン事務所《Rimasùu》を設立したマクシーム・マティアス は、表象のコンセプトの限界に関心を持っています。ヴィラ九条山でのレジデンス期間中、嗅覚が持つ想起性、儀式が持つ物語性、または形式が持つ表現力を用いて、心象の概念を探求しています。このリサーチは、伝統的な町屋の取り壊しや、それらが残した記憶を中心に、内観の嗅覚芸術である香道に基づいています。職人とのコラボレーションを通して、アーカイブや素材を収集し、今はもうなくなってしまった場所を追跡する記録書を制作することを考えています。

マグローヌ・ヴィダル

(2024年度、音楽)

プロフィール

音楽は言葉の中にある

言語は、人に馴染み深い音であれ初耳の音であれ、その音の構成により人を感動させ、人間は母語の音楽的構成により他者を知るのです。マグローヌ・ヴィダルのリサーチはこうした原理を探求するもので、それを独りで行うと同時に日本のミュージシャンやサウンドアーティストとも共同で行います。このプロジェクトで最重要となるのは年齢や職場問わず、京都に長くお住いの方から最近移住した方を含め、様々な言語や方言に出会うことです。このハイブリッドなプロジェクトは、音楽、パフォーマンス、演劇と舞台美術が交錯することになります。

柳澤管楽器株式会社に、マグローヌのレジデンス期間中にバリトン・サクソフォーンのご提供をいただきます。

LOGO YANAGISAWA

松浦眞人

武道家でありパフォーマーでもある松浦眞人は、舞台芸術と武道を利用することで、日本の伝統的な演劇の基礎である身体の流動性と構築に対する深い認識に基づいて、動きと身体表現の本質について考察しています。彼はヴィラ九条山の協力者として、7月4日のヴィラ九条山の一般公開では著書『剣之術』を紹介し、剣の基礎のワークショップを開催します。

当日、Le Bac à Sableさんに出店いただきます!

イベントの収録がSNSにて行われる予定です。映像に映り込む可能性があります。