26 7月 8月1日(木)、ヴィラ九条山の庭へようこそ! Jeudi 1er août: un jeudi au jardin
ヴィラ九条山の庭へようこそ!
今回の一般公開では、ノエル・ピカペール(2024年度、建築)が建築スタジオの2m26とともに建てたパビリオンや、エマニュエル・ユイン(2001年度、ダンス)によるパフォーマンス「木を抱く、時を抱く」に加え、リュディヴィーヌ・グラジー(2021年度、建築)の設計による、庄屋造園が手がけたアーティストスタジオの裏庭やテラスの植栽もご覧いただけます。また、周囲の草木に溶け込みながらテラスを飾るアラン・ヴィローム(2024年度、写真)の写真もお見逃しなく!
ぜひ、ヴィラ九条山を囲む自然環境をお楽しみください。
第一木曜日はヴィラ九条山へ!
2024年8月1日
14:00-21:00
入場無料
プログラムは変更の可能性がありますので、ご了承ください。
本ページで詳細や時間などをご確認ください。
ヴィラ九条山、その近隣には駐車場はございませんのでご注意ください。
駐輪所は、ヴィラ九条山の前にあります。
今回は外でのプログラムいくつかありますので、帽子など、暑さ対策をしてご来館ください。
一日中
テラス
アラン・ヴィローム(2024年度、写真)による作品「Storm Drops. Expressway To Koyasan.」
リュディヴィーヌ・グラジー(2021年度、建築)による植栽(実行:庄谷造園)
スタジオ6の裏庭
「夜鳥」:ノエル・ピカペールとstudio 2m26による共同設計・共同施工の焼杉パビリオン
ヴィラ九条山の数カ所にて
ニナ・フラデによる作品展示
講堂
マクシーム・マティアスによるインスタレーション(インスタレーション物 石川史雄氏のご提供)
14:00 – 18:00 – スタジオ1,5,6
ニナ・フラデ、マクシーム・マティアス、ノエル・ピカペールによるオープンスタジオ
14:00 -16:00 – サロン
ニナ・フラデによるパフォーマンス「Matter and Body」の映像上映
14:30615:45 – 講堂
「廃墟に耳を傾ける 」 マクシーム・マティアス、竹内露香氏、細川佑香氏、河野恵梨奈氏による泉山御流香道香席
インスタレーション物 : 石川史雄氏のご提供
(参加可能人数に限りがあります/ 当日予約必要)
16:00-16:30 – サロン
エマニュエル・ユインによるリサーチのプレゼンテーション(フランス語)
16:30-18:00 – 講堂
「廃墟に耳を傾ける 」 マクシーム・マティアス、竹内露香氏、細川佑香氏、河野恵梨奈氏による泉山御流香道香席
インスタレーション物 : 石川史雄氏のご提供
(参加可能人数に限りがあります/ 当日予約必要 数観覧者入場可能)
18:15 – 19:00 – テラス
「木を抱く、時を抱く」: エマニュエル・ユインによるパフォーマンス
19:30-20:00 – スタジオ6の裏庭
「夏の夜会」柴田道雄氏と村田美沙氏による尺八と食のパフォーマンス
場所: ノエル・ピカペールとstudio 2m26による共同設計・
共同施工の焼杉パビリオン
20:00-21:00 – 講堂
iDance : ピエール・ジネール(2002年度、デジタル・アート)によるビデオ作品の上映
焼きテクチャー:燃焼の建築についてのリサーチ
ノエル・ピカペールは、日本列島における建築と火の関係を探求しています。今回は、京北を拠点とする建築スタジオ2m26と共同設計した焼き杉パビリオンを発表します。このプロジェクトは、2m26とノエル・ピカペール、トム・フェラン、イネス・オストジッチ、ウィリアム・フレイ、横山ミツル、マリオン・ジャモーらが共同で企画したものです。さらに、この小さな建築物を囲んで、尺八奏者の柴田道雄氏と植物と食を研究するアーティストの村田美沙氏による音楽と味覚を楽しめるパフォーマンスが行われます。
線の詩学
ニナ・フラデのリサーチは、竹細工と木工家具製作との対話において、技術の感覚的なアプローチを通して、伝統技能を活用することです。竹細工の用途を変えることで、木材を使ってより大きなスケールで織物の技術を再現することを目指しており、工芸、視覚芸術、舞台芸術の境界で、新しい芸術言語を生み出そうとしています。彼女はコンテンポラリーダンサーと協力し、物質、身体、動きを通して、人間を動かす緊張と感情をジェスチャーで表現します。彼女の『線の詩学』のリサーチはヴィラ九条山の様々な場所に展示されているインスタレーションに反映されています。
形なきものを表象する
グラフィックデザイナーで、デザイン事務所《Rimasùu》を設立したマクシーム・マティアス は、表象のコンセプトの限界に関心を持っています。ヴィラ九条山でのレジデンス期間中、嗅覚が持つ想起性、儀式が持つ物語性、または形式が持つ表現力を用いて、心象の概念を探求しています。このリサーチは、伝統的な町屋の取り壊しや、それらが残した記憶を中心に、内観の嗅覚芸術である香道に基づいています。職人とのコラボレーションを通して、アーカイブや素材を収集し、今はもうなくなってしまった場所を追跡する記録書を制作することを考えています。
iDance
2002年にヴィラ九条山に滞在したピエール・ジネールは、2005年にイエール国際ファッション・フェスティバルのために制作したデジタル作品「iDance」を紹介します。韓国発のアプリからインスパイアされたこの作品では、クリスチャン・ラクロワやイッセイ・ミヤケなどのファッションデザイナー、あるいは振付家のクリスチャン・リゾによる衣服を着ている3Dキャラクターが、疲れ知らずの生き物たちが住む宇宙で踊っています。アート、テクノロジー、音楽を融合させたiDanceを通して、クラブからエレクトロニック・ミュージックを持ち出し、ダンスフロアとしての公共空間を新たに提示します。
エマニュエル・ユイン
(2001年度、ダンス)
木を抱く、時を抱く
2001年度のヴィラ九条山レジデントであるエマニュエル・ユインは、木に関係するふたつの経験にを基にパフォーマンスを行います。私たちを結ぶものは、時間を超えた歴史の証人としての自然、そして、知覚的空間である風景としての自然に関する2種の問です。エマニュエル・ユインは、点在する木々とともに踊ることで、木々が目撃してきたものを呼び起こします:木を抱くことは時間を抱くことなのです。また、このパフォーマンスでは、作曲家クリスチャン・セビーユが音で風景を飾り、次第に風景を変容させます:ダンスが時間に対話する場所で、音楽は空間を演出します。