09 5月 デザインフェスティバルD’Daysにヴィラ九条山が参加 La Villa Kujoyama au festival du Design D’Days

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2015年6月1日〜7日、フランス国立装飾美術館にて。

デザインフェスティバルD’Daysの15周年を機に、ヴィラ九条山の企画展を開催いたします。

今日に至るまでの滞在者が作成した作品の中から最新の一点を出展し、20年以上に渡る滞在プログラムによって培われた日仏間の対話を祝したいと思います。

2014年10月、ベタンクール・シューラー財団の支援を受けてヴィラ九条山は再開いたしましたが、リニューアルにあたり、ヴィラ九条山の滞在プログラムの新基軸として工芸部門を開設いたしました。

ヴィラ九条山は今年のD’Daysのテーマである『Experience 経験』を踏まえ、工芸とデザインとのコラボレーション作品を展示します。日本での滞在経験から直に生まれたこのコラボレーション作品は文化と創造の場が融合するヴィラ滞在ならではの成果だといえるでしょう。

 

出展作品「光の小劇場」は、デザイナーのゴリアト・ディエーヴル、金箔工芸作家のマニュエラ・ポール=カヴァリエ、日本に現存する最古の錫工房の金属工芸の老舗である京都の清課堂(7代目山中源兵衛氏)によるコラボレーション作品です。

「光の小劇場」は、慎ましくも明瞭に光を反射する輝く宝石箱のごときものです。半球形をしていて、凹部は錫製で金箔に覆われています。光の泉を思わせる形象が、金の豪奢さとコントラストを成しています。鑑賞者は金色の光源に近寄ったり、あるいはそれから遠ざかることで、さまざまな光の密度を作り出す ことができます。

6月3日(水)18時30分より、国立装飾美術館館長オリヴィエ・ガベ氏とアーティストによる講演会が開催されます。

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